すいません。前回の最後に次はアンプと書いたけど、あれは嘘だ。
「フィルター」が先!前回と同じく音作りの流れを確認しよう。
今回は画像多めなんで一個ずつ確認しながら読むのがおすすめ。
シンセでの音作りの流れ復習
今回はこの緑の「フィルター」の役割を詳しく説明してくね。
前回のオシレーターより、同じ部分が見つけにくそう・・・。ここだけ拡大しておくよ。
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フィルターの各部の名称と役割をチェック
まずはつまみの名前と役割について説明していきます。
cutoff(frq)
カットオフ、またはフリークエンシーと呼びます(Frequencyの略がfrq)
このつまみは名前の通り、
一定の音程以上をバッサリカットするつまみ。
左に全開だとすべての音程をカットすることになるので音は出ない。右に全開だとカット音はカットされずに出力されることになるよ。
resonanse(res)
レゾナンスと読む。こいつは
カットオフで設定した音が切れ始める付近の周波数を持ち上げて、そこを強調することが出来るツマミ。
右に回すほど強く強調されるよ。やってみるとわかりと思うけどいかにもシンセで鳴らしてます!という「ミューン」って音が出る。最後の画像も参考にしてみてね。
フィルタータイプ
synth1だと右、es1だと中央になにやら数字が書いてあるねえ。これはどの高さの音を通過(出力)させるか決定する部分。
es1はちょっと一般的ではないので、synth1をメインに説明するよ。シンセによって選べるパターンが違うのもチェック。
LP12、24
LPはLow Pass(ローパスフィルター)の略。
低い音を通すフィルタータイプで、
高い音をカットします。
よく使われるタイプですね。
数字の違いですが、24の方がカットする
部分の角度がきつくなる。こんな感じ。
HP12
HPはHigh Pass(ハイパス)と呼びます。ローパスの逆で高い音を通し、低い音をカットするタイプのフィルター。
BP12
BPはBand Pass(バンドパス)。これは他と違って、
高い音と、低い音の両方をカットする。
今までのフィルタータイプは高低どちらかでした。バンドパスは両方を削る事で真ん中の音を強調することができるんだねー。
山のような形ですね。山の頂点はカットオフで決めることになるよ。
※synth1の画面にADSRというツマミがあるけど、今は気にしなくてOK。これは後で説明するので。
音作りの具体的な方法
さて、つまみの内容はわかったかな?フィルターで行う作業をまとめると
1.通したい(出力したい)音は高い音?低い音?
→フィルタータイプを決定する。
2.どこまで音をカットする?
→カットオフでの設定
3.音はどのくらい強調させる?
→レゾナンスでの調整
この順番が一番スムーズかな。もちろん作っている途中で1に戻ってもOK。
このあたりは触って慣れるのが一番。
つまみの意味を確認しながら、自分で好きなようにいじってみよう。
ツマミを一個ずつ動かすと、変化の違いが分かりやすいよ。
次回はアンプと、出来たらエンベロープについて説明していこうと思います。今回はここまで。お疲れさまでした。