モニターヘッドホンの基礎知識について
説明をしましたが、参考になりましたでしょうか?
選ぶ際のポイントをいくつか挙げましたが、
「結局、どこのメーカーや製品がおすすめなの?」
と思われた方もいると思います。
今回はyoumuが購入した物、あるいは実際に使用した事のある
モニターヘッドホンの紹介していきたいと思います。
AKG K271MK2レビュー
で、経歴のページにも載せてありますが
僕の愛用しているモニターヘッドホンがこちら。
AKG K271MK2という製品です。カッコイイでしょ?
AKGはオーストリア発のメーカーで
プロのエンジニアやミュージシャンからも高い評価を受けています。
購入した理由として・・・
- モニター用のヘッドホンを持っていなかったこと
- 様々なレビューやクチコミで評価が高かったこと
- 外見や、付け心地が気に入った
といった所ですね。
ここが気に入ってるよ。
使ってみた感想、つけ心地などなど!
全体的な特徴
細かく見ていきましょう。
まず、持ってみると大きさの割に軽いです。
(公式重量240g)
装着しても、頭が重たくてしんどいという事はないよ。つけ心地は良好。
締め付けが少し強めなので、
慣れないうちは長時間使用すると疲れるかも。
しかし、その分安定しているので
ギターの録音中でも耳からずれることはなかった。
youmuが頭が小さい方なので、頭の小さい人も大丈夫だと思います。
K271MK2は密閉型(クローズド)なので
装着中は外部の音はほぼ聞こえません。
録音や、ミックスには密閉型のほうが向いていると思われ。
ただ、誰かに話しかけられても気づかない(笑)
イヤーパッドは最初から合成革と
ベルベットのタイプが付属しています。
交換も簡単!!付け心地的にベルベットをおすすめします。
革はやっぱり汗が溜まりました(^_^;)密閉型なので、周りの音は気にならないです。
ケーブルもストレート、カールと2種類付属で取り外し可能。こちらの交換もすごく簡単。
付属品が最初から充実しているのは結構うれしい。
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ヘッドバンドがスイッチに!
「AKG K271MK2」の特徴というかポイントとして、
頭から外すと、音源が再生中でも自動的にミュート状態になります。
これで外している間の音漏れを防いでいるんですねー。
夜中とかに音漏れすると、
住んでいる場所によっては近所迷惑ですからね。
ただこのスイッチのせいでちょっと面倒が1つ。
モニターヘッドホンに限らず、
ヘッドホンを買ったらまずはエージングっていう作業をするんですよ。
簡単に言うとヘッドホンの試運転みたいなものです。
で、エージング用の音源とかを流して放置するわけですが、
時間にするとだいたい3時間位です
(これはyoumuの基準です。もっと長い人も短い人もいます。)
しかし「AKG K271MK2」の場合・・・
ヘッドバンドのスイッチのせいで頭から外すと
ミュート状態になり、エージングになりません。
かといってずっとエージングの間ヘッドホン付けとくのも面倒・・・。
で、youmuがどうしたかというと、
ひもで固定して、頭に装着した状態と同じにしてやりました。
このスイッチは左耳の付け根にあって
外しているときはヘッドバンドが下がってスイッチOFFにしています。
装着するとヘッドバンドが上がるので
OFFにされていたスイッチがON状態になるわけです。
これを理解するのに1時間ほどこいつと戦いました(笑)買う前に調べろって話です。
プチ対策「いつ外しても音が出てる状態にしておきたい!」という方は
左耳付け根のスイッチを押している部品が
ドライバで固定されています。
ここを緩めてズラしてやればスッチはオフにはなりませんよ^^
音の聞こえ方
音に関してですが、モニターヘッドホンというだけあり、
とても素直な音が出ます。
このヘッドホンに音圧とかを期待してはダメです。
音域も広く、どの楽器がどんな音で鳴っているのか
正確に把握出来ます。(DTMではこれが重要)
そして自分の作った曲の音圧の無さにびっくりしましたorz
なるほど、そりゃあ、市販のCDに比べて小さいわけだ・・・。
そして次に
「曲の全体が分かりやすくなった!」
ということ。
今までごちゃごちゃしていた部分もどんな音が鳴っているのか、
どのくらいの音量なのかがはっきりしました。
ついでに自分の技術の無さも丸裸にされましたorz
録音のミス、リズムなどがめちゃくちゃ把握しやすい。
「初心者だからよくわからないかも・・・」って思ってる人、いません?
いいえ、確実にわかります。
低音が若干弱いとの意見もネットで見かけましたが、
僕はあまりそうは感じませんでした。
このヘッドホンで低音がでてると感じたら
他のヘッドホンではかなり低音が出てると思います。
録音の時も、音作りがしやすくなりました。以前のヘッドホンだと弾いた音と録音して後で聞いた音はかなり違いがあったのですが、
ヘッドホン側で補正がかけられていたからだったことに気づきました。
K271MK2 はありのままの音が聞こえるので、
自分の目的としている音に近づける作業がかなり楽になりました。
録音と弾いた時の音との変化がないので、
自分の音を冷静に分析することが出来ます。
こもった音とそうでない音の判断がかなりしやすいです。
一応、普通のリスニングにも使ってみましたが、曲の分析とかをするのには向いています。
迫力や低音がガンガン欲しい方は向いてないですね。
やっぱり音楽や映像制作向けでしょう。
録音時のヘッドホンとしてもズレにくいのでいけそうです。
まとめ
5段階で評価してみました。
- 装着感 4
- 音質 4
- 値段 4.5
大まかな3つのポイントですがこんな感じです。僕は音質もそうですが、付けてて作業しやすいヘッドホンがいいと思っています。
初心者さんや、AKGが初めての方は入りやすい機種だと思います。地味に付属品の充実も嬉しいし。ぜひ参考にしてみてください。今回はここまで。
お疲れさまでした。
AKG プロフェッショナルスタジオモニター・クローズドヘッドフォン K271MK2
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