シンセサイザーの基礎 PR

ハードシンセとソフトシンセの違いって何?どっちがいいの?~シンセ基礎2~

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シンセサイザー基礎2回目。前回でシンセサイザーは

「音を合成して音を作り出す楽器」ってなんとなーく理解してくれたかな?

今回はシンセでよく言われる疑問、ハードシンセソフトシンセの違いを説明しておくね。

ハードシンセ

これは物理的な機材のこと。キーボードを見たことないかな?あれがハードシンセ。

nord lead2x

よーするに、パソコン上ではなく、
それ単体で音を作ることのできるタイプです。

ハードという言葉はハードウェアの略です。画像は有名なシンセの一つ。nord lead2x。かっこいいよねー。

ソフトシンセ

ソフトウェアシンセサイザーの略で、パソコンにインストールして使用するシンセサイザー。

ES1

DAWソフトに付属しているものもすべてソフトシンセ。

画像はLogic付属のES1。この見た目が大好きなんだよねえ。フリーで手に入れることが出来るのもソフトシンセだよ。

特に海外のフリーソフトシンセは多いね。
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ハードシンセとソフトシンセのメリット・デメリットは?

単体で使用可能か?

ハードシンセ

パソコンに繋げなくても、音色などは用意されているのでいつでも使えます。電源は必要だけどね。

ヘッドホンでもつなげれば自宅での練習が手軽に出来るのがいいよね。

ソフトシンセ

必ずパソコンを立ち上げる必要があるよ。

また、製品によってスタンドアローン(ソフトのみで動くタイプ)DAWソフトを起動してそこから呼び出さないと音が鳴らせないものがあります。

ちょっと手間だね。でも同じ曲の中で複数ソフトシンセを立ち上げて使うことも出来るよ。

動作が安定しているか?

ハードシンセ

パソコン上でソフトが動くわけじゃないからスペックに左右されない。

ライブなどの使用にはやはり強い。

DTMでもハードシンセにいくつか音源を任せておけば、他の音源やソフトの使用にパソコンのメモリを使うことが出来るのもポイント。

ソフトシンセ

当然パソコン上で起動させるので、お持ちのパソコンによってはスペックが足りないかもしれない。

重いソフトシンセは一つですごいメモリを食うからね・・・。

また、複数立ち上げる場合、同等の負荷(主にメモリ)がきつくなるのでたくさん使用する場合は注意です!

MIDIキーボードとしても使えるか?

ハードシンセ

鍵盤一体型で、MIDI接続端子があれば(最近のものは必ずある)
そのままMIDIキーボードとしても使用可能。

鍵盤と一体化していない製品もあります。

鍵盤なしの製品は音源モジュールと呼んだりするよ。

ソフトシンセ

手で直接演奏、録音したい人は当然MIDIキーボード必須です。

ソフトシンセ自体に鍵盤が表示されているものもあるけど、正直使いにくい。

ツマミやボタンを直接いじることが出来るか?

ハードシンセ

直接つまみをいじることが出来るので、
パソコン上での操作よりも直感的に音作りをしやすいです。

それに、実際触りながら試すほうが分かりやすく、
楽しくありませんか?(youmuだけか・・・?)

ソフトシンセ

基本的には無理ですが、MIDIコントローラーなどを使用すれば可能です。

マウスでの操作は好みでしょうね。微調整がしにくいと思います。

場所はどれくらい必要か?

ハードシンセ

大きさは様々ですが、32鍵で通常の机よりちょっと小さい位

また、機種によって奥行きがあったり、傾斜が付いていたりと差があるね。

大きい物はかなり場所を取るので覚悟すべし。でもシンセがどーん!って構えてるのカッコいいんだよねえ。

ソフトシンセ

物理的なスペース必要ないwwだってパソコンにインストールしてるからね。

インストールするディスクの入った箱の置き場かな。(無駄にデカイ)

しかし、ハードシンセに比べれば圧倒的に場所は少なくて済むよ。

値段はどれくらいするの?

ハードシンセ

ピンキリなので一概には言えないかなあ。鍵盤一体型だと安くても2万以上。いいものは数十万したりするよ

ソフトシンセ

近年はセールやグループバイなど、各メーカーで価格崩壊が凄まじい。セール万歳\(^o^)/20いくつものソフトシンセが入って約6万円!とか。

各製品はもともと2万とかするものですので、お得。
(これだけでわかる人はわかりますね(^_^;))

また、前回にも書いたけど、探せばフリーのシンセだってあるよ。

フリーだからしょぼい?・・・んなこたーない。というか僕も良く使います。

なによりお金をかけずにシンセの音作りが楽しめるのは魅力。これくらいが特徴として比較されるポイント。あ、ひとつ忘れてた!

音質について

これはどっちがいいというか、
周りの機材環境も影響してくるよ。

ハードシンセはそれ自体の音質の良し悪しで決まりますが、
ソフトシンセはオーディオインターフェースなどの質に
左右される部分もあります。

ソフトシンセの方がジャンルや楽器に特化している傾向にあるので、
欲しいジャンルや楽器の音が決まっている場合は選びやすいです。

体験版が用意されていれば試してみよう。

ハードシンセは音色が多彩であることが多く、
ドラムの音などは残念な音だったりすることが多い。

でもハードシンセならではの
直感的な操作や、
機材独自の音が
魅力で使用する方がいる
のも事実。

youmu個人の意見として、
ハードシンセ(鍵盤一体型として)

  • 鍵盤を弾ける
  • 置き場所に余裕がある
  • 音作りを直感的にしたい

という人向け。

ソフトシンセ

  • 鍵盤出来ない方
  • 置き場所に困る人
  • まずはフリーで試したい

という人向け。

ステップアップしていくなら、

「ソフトシンセ(フリー)→ソフトシンセ(有料)→ハードシンセ」

といった順番が初心者の方にはおすすめ。

お金も最初はかかんないしね。

もし、もうハードシンセを持っている、
あるいはハードシンセから始めたい!って方。

ハードシンセではどうしても
物足りない音(例えば生ドラム)
ソフトシンセで補うとお金も
PCのメモリも節約できるよ。

今回長くなってしまった。
引き続き次回も基礎3をやってくよー。

今回はここまで。お疲れ様でした。