シンセの各部分理解出来てきたかな?意味不明の用語やパラメーターの多さに最初は混乱するよねー。
自分で触りながら各機能の役割を覚えていってね!
今回は、youmuが一番理解するのに時間がかかった、というより難しそうで手を付けなかったLFOについての説明。
いつも通り、音作りの流れから確認しよう。
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シンセでの音作りの流れ復習
ふむ、画像を見ると
LFOからの矢印はオシレーター、フィルター、アンプの全てに向かっていますね。これはどういう事なんでしょう?
LFOの役割、使い方
LFOの役割は
指定したパラメーターを周期的に変化させ、音量や音色の変化を作ること
え?分かりにくい?じゃあもっと簡単にしましょう。
LFOの役割は
リアルタイムで変化させたいツマミを、自動で回してくれる便利な部分
です。これだとなんとなくわかりますか?
前々回フィルターの説明をしたよね。
例えば、フィルター部分に
LFOがかかるように設定すると
cutoff(synth1だとfrq)が自動で変化する。
つまり音色が変わるんです。
ハードシンセを持っている人がライブ中につまみを動かしてるの見たことない?あれはリアルタイムで音を変化させるためにしてるんだよ。
けど、毎回正確に狙った音色変化を人力でやるのはかなりシビア。それにソフトシンセの場合はマウスで調節するので余計に現実的ではない。
そのためのお助け機能がLFOです。
人間では出来ないような高速のフィルター変化も
LFOでタイミングを設定してやれば可能です。
多分シンセのパラメーターの中で、
一番音色の変化を楽しめる部分だと思います。
黒い枠で囲んだ所です。
画像を見るとsynth1にはLFOが2つ、
es1には1つ装備されています。
LFOの数はシンセによって違うので、
手持ちのシンセの画面から探してみてね。
それでは、各部の詳細説明にいこっか。
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LFOのパラメータをチェック
Wave
LFOで使用する波形です。
選択できる波形の種類はシンセによって様々です。
選択した波形によって変化の仕方が違うので、
色々試してみることが重要です。
synth1だと6種類、es1だと7種類ですね。
※es1のEXTというのは一応数に入れましたが、最初は無視してokです
Rate(synth1だとspd)
レイトと読みます。
音の変化する速さを決定します。
synth1の場合、右に回すと変化の周期が早くなります。
es1は左に回すと曲の速さに合わせて変化します。
変化の速度は左に回すほど早くなります。
真ん中より右に回すとfreeと書いてある通り、
ランダムに変化します。右に回す程早く変化します。
amt(es1はInt via Whl)
Amount(アマウント)と読みます。
これで変化の深さを調節します。
右に回すほど、LFOの効果が深く(強く)かかります。
es1はInt via Whlというのがこれにあたります。
右の方にある上下に動かすフェーダーがそうです。
呼び方が違うだけで効果は一緒です。
下にRateとAmountの関係について、
図にしてみたので参考にしてみて下さい。
LFOをかける場所の指定
synth1なら真ん中、es1なら右はじに[osc2、Mix、Cutoff]
と書かれた部分があると思います
(拡大画像参照)
この中で自分が変化させたいパラメーターを選択。
画像を見てみると、シンセによって指定できるパラメーターが違うのがわかるかな?
実践してみる事をおすすめします
音が変化するのを実際に感じてみたい場合
1.前回やったエンベロープのD(Decay)が
長め(大きめ)の音を作るか、プリセットから選びます。
2.そしてLFOをかける場所をsynth1ならFilterやpan
(左右の変化。ヘッドホン推奨)
es1ならcutoffやVolumeがおすすめ。
3. amt(es1はInt via Whl)は
強めにしておくと効果がより分かりやすい。
LFOを使いこなせるようになれば、よりシンセらしい、
音が変化していくサウンドを作ることが可能になります。
トランスなどでは必須でしょうし、
ちょっと変態的なサウンドが好きな方も
自分で出来るようになると音作りの幅が広がります。
また、薄くかければビブラートや
トレモロのような効果も出せるので試してみてね。
前回と今回は長かったですが、
頑張って読んでもらえたらうれしいよ。
今回はここまで。長文読んでいただきありがとうございました。