はい、次はオーディオデータです。
MIDIも大事ですが、オーディオデータにも
メリットがいっぱいあります。
どちらも使えるようになれば作業効率は何倍にもなるでしょう。
曲を完成させるには最終的にオーディオデータにする!
DTMでの曲作りには基本的に
- MIDIを扱う
- オーディオを扱う
の2種類の方法があります。
なので必ず両方の長所、短所を知っておきましょう。
また、DAWソフト(後で説明)には
オーディオデータを扱うことが得意なソフトもあるので、
知っておいて損はしません!
ちなみに、作った曲を配信サイトにアップしたり
ipodにいれて楽んだり、CDを作るには、
オーディオデータで完成させる必要があります。
mp3とか、wavって聞いたことありません?
あれがオーディオデータです^^
オーディオデータを理解する
前回のMIDI説明の記事でも言ったように、
オーディオデータは音そのものです。
ピアノのデータならピアノの音しかならないし、
フレーズも部分的に編集は出来ません。
(本当は出来なくはないですが、今は気にしないでください。)
例えば皆さんがお持ちのipodには
好きな曲のファイルが入っていますよね?
その曲の『ソロだけ』を変えたいと思ってもそれは無理というものです。
だってそれはプロの方がスタジオで
レコーディングした音そのものですからね。
DAWソフト上でオーディオデータを表示すると
最下部の画像のように波?のような表示がされます。
(波形ともいいますね。)
オーディオデータでの曲作り
MIDIを使う以外で、
曲を作る方法はオーディオデータを扱うことになります。
その中で具体的な方法としては大きく2つ。
- 楽器を実際に演奏し、録音したデータを使用する
- オーディオ素材(ループ素材、ワンショットデータ)を使用する
この2つです。
楽器を実際に演奏し、録音したデータを使用する
読んで字の如く、
実際に楽器を演奏し録音して使う方法です。
ノートパソコンならスタジオに持って行って、
バンド全員での録音なども出来ちゃいます。
録音したデータは編集可能ですので、
家に帰ってから細かい部分の修正をかけていけば
クオリティはぐっと高まるでしょう。
オーディオ素材(ループ素材、ワンショットデータ)を使用する
オーディオ素材についてですが、
これは個別に説明記事を書きます。
今のところは「プロやエンジニアの方が演奏したデータ」で、
「自分の曲に使用することができる」ってことを覚えといてください。
コピー&ペーストで曲作りが出来ます。便利ですよね~^^
じゃあMIDIと比べてメリット、デメリットはなんなのか?
以下にまとめてみました。
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メリット
録音環境があって楽器の演奏が出来るなら便利
(特にギター、ベースの弦楽器)
自分でできる楽器は自分で演奏した方が
ニュアンスや生楽器らしさが出せるのでおすすめします。
人間らしい演奏をMIDで再現するのは結構大変です。
そこで録音したデータを使用します。
これはもともと人間が演奏したものなので
ちょこっと調整さえしてやれば、
作業時間的にも短縮することが出来ます。
ループ素材やワンショットデータを使えば簡単に曲の土台が作れる
上で言う後者の方法になります。
初心者の方はまず素材を貼り付けて
どのように曲が構成されているか知るのも、いい勉強になると思います。
この方法はプロでもやってることなので
ズルイことでも何でもないです。
後で自分録音したデータや
打ち込んだ物に差し替えるまでのつなぎにも使えます。
デメリット
音色の変更が出来ない
便利なループ素材などをもつオーディオデータですが、
ループ素材は自分の気に入った音を探すのが大変です。
MIDIは細かい調整も部分的に出来ますが、
オーディオは同じフレーズの違う音色の素材を探さなくてはいけません。
頼りすぎるとMIDIや、
音源の扱いが自分で出来なくなる
当然ですが、あまり素材頼みになると
MIDIや音源の扱い方がおろそかになります。
「このキーボードの音かっこいい!」
と思っても素材に似た音がなければ終了です(´д`;)
MIDIで音源の扱いを知っているなら、
自分でその音を作れないか試行錯誤が可能です。
(※詳しくは音色を作る記事で説明します)
自分で楽器を演奏して録音する場合、技術が必要
楽器を触ったことのない方が、
いきなり演奏しての録音は厳しい物があると思います。
技術的にやはり練習が必要ですね。
それと、録音すると自分では気づかないミスや
リズムのずれなどがはっきりするので、
納得いくまで何回もやり直しになることもザラです。
一応後の編集作業で多少の修正は可能ですが、
「音を間違えた!」とかはどうにもなりません。
録音の宿命ですねwww
今回まででMIDIデータ、オーディオデータ両方の
メリット・デメリットを簡単に説明しましたがいかがでしたか?
どちらにも使える場面があるので、
用途にあった使い方を考えてください。
MIDI、オーディオの両方を使いこなすことが出来れば
どんな曲でも作れると言っても過言ではありません。
これからそれぞれの用途を
僕が今まで知ったことを交えながら
詳しく紹介していきますので楽しみにしていてください。
今回はここまで。お疲れ様でした~。
→次の記事はこちら
→DTM機材やソフトの接続を攻略する〜機材の接続順教えます〜