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ハーモニックマイナーとメロディックマイナー〜マイナー・スケールについて2〜

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前回からの続きです。

マイナー・スケールってのがどういう
音で出来ているか、どんな感じかなんとなくわかったかな。

→マイナー・スケールについてその1はこちら

今回はこないだやらなかった
残り2つのマイナー・スケールついてやるよー。

マイナー・スケールには種類がある!?

マイナー・スケール、例えばAマイナー・スケールとしよっか。

この場合、3つのスケールが出来る。

その一つがこないだやった
ナチュラルマイナー・スケール。

Aマイナー・スケールの構成音

A B C D E F G

これね。

で、これからやるのがその派生型。
これは残りの2つだね。

とりあえず音並べるから確認してみよう。

Aハーモニックマイナー・スケールの構成音と音を聞いてみる

A B C D E F G#


ラ シ ド レ ミ ファ ソ#(ラ♭)っていう感じね。
最後のソが半音上がるとハーモニック・マイナーになる。

 

MIDIで打ち込むとこうなる。

ハーモニック・マイナーMIDI

楽譜だとこうなる。

ハーモニック・マイナー

 

なんとこのハーモニックマイナー・スケールは
ナチュラルマイナー・スケールじゃやりにくいから
物理的に音上げてスケールつくろうぜ!

ってことで生まれたんだって。

若干無茶な気がしないでもないが
1個音変えるだけで印象変わるからすごいよね。

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Aメロディックマイナー・スケールの構成音と音を聞いてみる

A B C D E F# G#

ラ シ ド レ ミ ファ#(ソ♭) ソ#(ラ♭)っていう感じね。
最後のファとソが半音上がるとメロディック・マイナーになる。

 

MIDIで打ち込むとこうなる。

メロディックマイナーMIDI

 

楽譜だとこうなる。

メロディックマイナー

メロディックマイナー・スケールは
さっきハーモニック・マイナーがむりくり
音を上げたでしょ。

それのせいで全体が不自然になったのを
補うためにまた半音あげようぜ!で出来たスケール。

 

無理やりいじったツケが回ってきたんですな。

 

前回のナチュラルマイナー・スケールとの違いわかるかな。
最後の音が半音上がってるか、そうでないか。

これでマイナー・スケールは名前が変わるのだ。
ぶっちゃけこれがあるからわかりにくいんだと思う。

正直、なんで作られたかというよりも
どこの音が違うのか、を理解しておけば
とりあえずは問題ないと思われ。

ナチュラルマイナースケールの音から
最後の2つ、これを変化させて
ハーモニックとメロディックマイナー・スケールは出来ているのです。