- 操作しやすくコンパクトなデザイン
- 上部に設置されたノブでのコントロール
- ずば抜けた音質の良さ
- 玄人好みのソフトウェア群
「オーディオインターフェースにも少しこだわって
いい音で録音したりミックスしたりしたいな・・・」
そんなこだわり派にぴったりなのがMicroBook IIです。
マニアックな物が好きな方や
とことん音質にこだわりたい人には
ぜひとも一度使って見て欲しいですね。
シンプルかつ機能性重視
MicroBook Iを一言で表すなら「マニアックで高性能」な製品製品です。順番に見ていきましょう。
全体画像
まず上から見渡してみると上部にコントロールするツマミがあります。それからマイクやスピーカーなどの音量レベルを表示させるインジケーター。
ひと目で状態を見渡せるのが便利ですね。
ロータリーノブと呼ばれ、クルクルと回して操作します。
また真ん中を押すことで操作するパラメータを変更出来ます。
右がヘッドホン、スピーカーの音量調節。
左がマイク関係のファンタム電源を切替たり
マイクの音量レベルの調節に利用します。
入力部分
MicroBook IIの入力はとってもシンプル。マイクなどをつなぐXLR端子。ファントム電源にももちろん対応。
ギターなどを接続するフォン端子。わかりやすくGUITARと書かれてますね。ハイインピーダンスも対応。ヘッドホンは一番右に接続。
この3つだけでかなりシンプルな接続方式になっていますね。
出力部分
これが背面の出力部分。
左からUSB接続、デジタル出力端子、ラインイン、ラインアウト。
USBバスパワー駆動なので電源は必要ありません。
USBでパソコンに接続すればOKです。
地味にミニ端子も用意されていて、
ここにアイポッドなど接続することも可能。
ステレオ入力するのか、左右分けて
LR分離で入力するのかってことです。
変換端子が必要ないのは結構うれしいポイント。
スピーカーなどはラインアウトにつなげばOK。
モニタースピーカーは右のラインアウトへ。
ごちゃごちゃしていないのでわかりやすいですね。
音質はどうか?
同じ価格帯の中でも頭ひとつ抜けています。
MOTUは生音の感じが凄く暖かくて、
バンド系の曲にはすごく合う音なんです。
もちろんその他ジャンルでも問題なく利用は可能です。
ギター録音の際は別途Z-Boxなどをつなげば
更に録音が楽しくなるでしょう。
作業のしやすい癖のない音でした。
モニタースピーカーやヘッドホンを併用すれば
もっと音周りがはっきりしてきます。
通常の音楽を聞く場合も音がはっきり聞こえるので
今までオーディオインターフェースを
利用していなかった人は驚くと思いますよ(^_^)v
[ad#ad-1]
CueMixを利用して音を作りこむことが可能
MicroBook IIがマニアック向きな理由がコレ。
Cue Mixというソフトなんですが、
これがMicroBook IIの中身、つまりミキサーや
内臓のエフェクトを操作することが出来るんです。
つまり音の作り込みをこの
Cue MIxで出来ると言うわけ。
使い込むには多少練習が必要で
あるのはしょうがないですが、ここまで
こだわっているオーディオインターフェースも稀。
多彩なツールを使いこなせ
MOTUのMicroBook IIには色んな使えるツールが
最初から付属しています。
- チューニングメーター
- サイン波ジェネレーター
- ホワイト/ノイズジェネレーター
- FFTディスプレイ
- スペクトラム・アナライザー
- X-Yプロット
- フェイズアナライシス
- オシロスコープ
参考画像 チューニングメーター
左からFFtディスプレイ、X-Yプロット、フェイズアナライシス。
これが全て最初から付いてきます。
DTMの中でもミキシングや
マスタリングの際にかなり役立つツールですね。
AudioDesk 3がバンドル
MOTUが制作している伝統的DAWソフト、
DigitalPerformer直系のDAWソフトであるAudioDesk 3が付属。
Digital Performer系のバンドルって
多分MOTU製品くらいしかないのでレア。
録音、ミキシング、マスタリングなどなど
DTMに必要な機能はきちんとまとまっています。
評価
MicroBook II
- 音質 4
- 使いやすさ 4
- 値段 4
シンプルながらも中身はマニアックで
音にこだわりを持ちたい方に向いています。
- 分かりやすさをメインにした製品
- シンプルかつ操作性の良いツマミ
- マニアックなツールでの音作り
高品質の音質と、マニアックな使いこなしが
MOTUの売りであり、特性ですね。